音楽業界ではリミックスはすでに一般的な手法として確立されている。展覧会特別企画「映画リミックス」とは、膨大な資本と何百人というスタッフの仕事が詰まった非常に贅沢なものであるにも関わらず、そのほとんどが映画館での公開は数週間だけで、後は細々とレンタルビデオで鑑賞されるのみとなってしまう劇場公開映画を、リミックスの素材として再利用しようではないか!という試みである。
 記念すべき第一回目の「映画リミックス」の元ネタとなったのは、日本映画界の核弾頭・三池崇史監督作品『殺し屋1』。過激な暴力描写満載の問題作に4組のアーティストが挑み、それぞれの『殺し屋1』オリジナル・ディレクターズ・カットを続けて上映。同じ素材が作家の世界観によってどのように料理されるか、来場者に味わってもらった。
 
三池崇史
 
宇川直宏 Momus 菊池久志 Holeg+Savka